昼をすぎたころ 、昨日のことで刑事が尋ねてきた。
私は眠い目をこすりながら玄関のドアを開けた。
昨日、説教された刑事だった。
使いふるされたコートに身を包み、いかにも刑事といった風貌の男は、
脇田 元 39歳 独身 刑事の中でも・・・・・・・・・・・

少し話しただけで彼は帰っていった。

何もする気がしない。

私が事故で怪我をさせた男は意識が回復したらしい、が、記憶がないらしい・・・
そんなことを刑事がいっていた。

今日は何もする気がしない、
何もしないままその日はすぎていった。