前回更新日 | 更新日2008年10月17日 |
◆花と花の部位の名称◆ | |
花物 | 花色の変化や花型の変化など、花を観賞の対象とする品種を総称して「花物」と言います。 |
芸 | ある個体が同一品種の一般的な個体に無いい特徴を持っている場合、その特徴を芸と言います。 その特徴は「斑入り」、「花変わり」、「形状の変化」などです。 |
素芯 | 通常、蘭の唇弁(舌)には紅や褐色の斑紋があります。 唇弁の斑紋が消え、緑、黄色、白(又はこれらの中間色)以外の色素を含まない花を素心と言います。 唇弁が、これ以外の色で塗りつぶされたものをベタ(ベタ舌)と言います。 唇弁以外の花弁は緑色が一般的ですが、最近の春蘭では、赤花素芯、黄花素芯といったものも存在します。 蘭以外では素芯という言葉は、あまり用いられませんが、素芯ロウバイ等があります。 素芯ロウバイは、花弁中心部の褐色の色素が抜け、鮮やかな黄色一色になった品種を言います。 |
距 | 花の付け根から後方に伸びた突起物を距と言います。 風蘭や鷺草など多くの蘭に見られますが、無い種類もあります。 距は蘭以外ではスミレなどにもあり、蜜を分泌する器官と言われています。 風蘭の距は、かなり細長いものですが、これは蝶や蛾のように口の長い昆虫をターゲットにしてい ると予想します。 |
舌(唇弁) | 春蘭や寒蘭などでは唇弁のことを舌と言います。 |
蕊柱(ずいちゅう) | |
花弁 | |
蕾(つぼみ) | |
花茎 | |
◆花の色と色花◆ | |
蕾(つぼみ) | 普通緑・白花で蕾の時に赤・オレンジ・黄と色を出すものも |
並花 | 標準花、自然種・野生種に近い変化のない花形、花色のもの |
白花 | 春蘭では素心花を白花と言う場合があります。 この場合、一般的には唇弁が白で花弁は緑です。 春蘭では花弁が白い花(素心でない)が少数存在するので、こちらも白花と呼ぶしかありません。 |
赤花 | |
黄花 | |
緑花 | |
◆花芸・咲き方による分類◆ | |
芸 | ある個体が同一品種の一般的な個体に無いい特徴を持っている場合、その特徴を芸と言います。 その特徴は「斑入り」、「花変わり」、「形状の変化」などです。 |
花芸 | |
八重咲き | |
段咲き | |
蕊柱(ずいちゅう)が花弁化したもの | |
牡丹咲き(子宝咲き・八重咲き) | |
糸弁化 | |
兜咲き(梅弁・水仙弁) | |
多舌花 | |
円弁花 | |
玉咲き | |
蝶咲き | 蘭の奇形花の一種です。 6枚の花弁の内、1枚の花弁は完全な唇弁です。 2枚の側花弁が唇弁になりかけています。(不完全な唇弁) 6枚の花弁の内、3枚が完全な唇弁に変化したものは三蝶咲きと呼ばれます。 |
三蝶咲き | 奇形花の一種です。 通常の蘭では6枚の花弁の内、1枚が唇弁に変化し、他の花弁より美しくなります。 3枚の花弁が完全に唇弁に変化したものを三蝶咲きと言い、豪華で幾何学的な美しさがあります。 距のある花では距も3本になるようです。 |
三弁花 | |
四弁花(十字咲き) | |
六弁花 | 花変わりの一つです。 蘭は進化の過程で6枚の花弁の内の1枚が唇弁に変化しました。 六弁花は6枚共、花弁になったもので、先祖帰りの芸です。 |
天咲き てんざき |
花弁がそらず、上をむいて咲く花 通常、花は横向きに開花しますが、上に向かって開花するものを天咲きと言います。 富貴蘭では豆葉品種の多くは天咲きになります。 |
大輪花 | |
折り鶴 | 葉や花弁の先端の尖った部分が折れ曲がり、折り鶴の頭の様に見える芸です。 寒蘭の花弁等に見られます。 |
◆花のその他◆ | |
狂い咲き | 本来その植物のもつ開花時期でない季節に花を咲かせること。 |
香り | 特に香りの強く、夕方から朝にかけてほのかに東洋蘭独特の芳香がします。 |
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